(写真:講義風景)
今回は仙骨をテーマにセミナーを開催しました!
仙骨が歪むとさまざまな症状の原因になります。
今回の座学はお客様が訴える症状としてとても多い『生理痛』と、
改善が難しいとされている『特発性側弯症』について詳しく解説しました。
「何年も生理痛に悩まされている」
「整体や骨格調整を受けたけど、生理痛は改善しなかった」
というクライアント様がよく来店されます。原因は仙骨の調整ができていなかったか、安定していなかったと考えられます。
仙骨を調整することで生理痛が改善するクライアント様はたくさんいらっしゃいます。
また学童期に多く発生する特発性側弯症は現代医学では原因不明とされています。
これは仙骨へのストレスが原因です。仙骨を調整することで、側弯症による症状が軽減していくケースが多くあります。
仙骨は骨盤をつくる骨のひとつで、背骨を支える土台になっています。
座る機会が多い現代人はほとんどの人が仙骨が歪んでいるのです。
しかし、人によって骨格は違いますし、体格のよい方は筋肉や脂肪に骨が埋もれてしまうためどう歪んでいるかを調べることが難しい場所でもあります。
また調整を行うのもかなりの熟練が必要とされています。
今回は誰が行ってもどう歪んでいるかがわかる検査法と、女性セラピストでもできる安全な調整法をお伝えしました!
(写真:仙骨の位置の確認)
まずは仙骨の位置を確認します。
骨格の解剖をしっかり頭に入れておかなければ、正確な調整ができません。
仙骨の調整自体はシンプルで比較的簡単にできますが、人によって骨盤のかたちや歪み方は違うため骨の位置を正確に触診できるようになる必要があります。
仙骨はその構造的な特性から、左右に傾くクセがあります。そのクセが固定化してしまうと『歪み』となり、からだのいろいろな症状につながるのです。
(写真:仙骨の歪みの検査)
まずは仙骨がどう歪んでいるかを調べます。
仙骨が傾くと、片方の足が上がりにくくなります。
まず写真のようにクライアント様にうつ伏せになってもらいます。
膝を伸ばした状態で片足ずつ足を上げるように指示するのですが、ほとんどのクライアント様は「片方の足が上がりにくい」とおっしゃいます。
(写真:仙骨の調整)
仙骨の調整はとてもシンプルです。
無理な力をかけるわけではないので、クライアント様は痛みもなく安心して受けていただけます。
調整後にもう一度足の上がり方をチェックしますが、
「さっきより上がりやすくなった!」
驚かれることがよくあります。
巷では骨盤調整を行っているサロンはたくさんあります。
しかし、仙骨をしっかり調整できる施術者はまだまだ少ないと言えます。
骨盤を整え、安定させる上で仙骨の調整はとても大切と言えます。
受講していただいた先生方が担当するクライアント様の症状が、今より少しでも改善することを心より願っています!
morinoie
大貫